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環境微生物群集の解析

生物学的な廃水や廃棄物の処理においては、微生物がその反応を担う主役になります。地球上に10^30個も存在すると考えられている微生物は、多様で様々な性質を持っています。工学的に微生物が働きやすい場を作り出しているのが廃水・廃棄物処理プロセスですが、実はその中にいる微生物のほとんどが分かっていません。微生物の遺伝情報を解析することで、廃水・廃棄物処理プロセスにおいて、どのような微生物がどれだけいて、どのようなことをしているのかを明らかにすることを試みています。

エネルギー自立型排水処理システムの開発

下水中には有機物の他に窒素やリンなどが含まれています。下水処理においては、放流先の環境負荷を減らすために、これらをエネルギーをかけて除去してきました。近年、下水中に含まれる栄養塩を資源として捉え、その有効利用を模索する動きが活発になっています。我々はウキクサ亜科植物に着目し、ウキクサを生産しながら下水中の窒素やリンを除去するとともに、生産したウキクサからエネルギーを生産することで、エネルギー的に自立した排水処理システムの構築を目指しています。

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